文献詳細
特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(2)
学会原著
文献概要
78歳,女性の涙嚢粘液瘤の1症例について報告した。治療法として,初診日に経涙小管ドレナージ法を行い,腫瘤を消退することができた。後日,涙道内シリコンチューブ留置術を追加して実施した。6か月を経過した現在も涙道の通過性は確保され,腫脹再発もなく,良好な結果が得られた。
本症例の診断は経涙小管ドレナージ法によって可能となった。また本法は急性涙嚢炎の治療法として紹介したが,涙嚢粘液瘤に対しても有用であると考えられた。
本症例の診断は経涙小管ドレナージ法によって可能となった。また本法は急性涙嚢炎の治療法として紹介したが,涙嚢粘液瘤に対しても有用であると考えられた。
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