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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻4号

1995年04月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

経涙小管ドレナージ法が有効であった涙嚢粘液瘤

著者: 妹尾佳平1 岩見千丈1

所属機関: 1岩手県立北上病院眼科

ページ範囲:P.625 - P.627

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 78歳,女性の涙嚢粘液瘤の1症例について報告した。治療法として,初診日に経涙小管ドレナージ法を行い,腫瘤を消退することができた。後日,涙道内シリコンチューブ留置術を追加して実施した。6か月を経過した現在も涙道の通過性は確保され,腫脹再発もなく,良好な結果が得られた。
 本症例の診断は経涙小管ドレナージ法によって可能となった。また本法は急性涙嚢炎の治療法として紹介したが,涙嚢粘液瘤に対しても有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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