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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻4号

1995年04月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

長期経過観察の可能であった定型的網膜色素変性患者の視野とERG

著者: 明尾潔12 佐賀正道2 小口芳久2 沖坂重邦1

所属機関: 1防衛医科大学校眼科学教室 2慶應義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.671 - P.674

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 網膜色素変性患者(散発例と常染色体劣性)の視野欠損の進行が網膜機能をどのように反映しているか,ゴールドマン視野計によるV−4およびI−4視野の面積とERGとを比較することにより検討した。I−4視野と錐体機能を表すphotopic ERGは遺伝形式の有無にかかわらず年齢とともに低下し,I−4視野が広いほどphotopic ERGの電位は大きくなっていた。一方,V−4視野では散発例のみに年齢に従った視野欠損の進行が認められ,散発例の1例以外はすべて検出することが不可能であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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