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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻4号

1995年04月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

AIDSの初発病変であったサイトメガロウイルス網膜炎の1例

著者: 五島優子1 山名敏子1 山崎和夫2

所属機関: 1浜の町病院眼科 2浜の町病院内科

ページ範囲:P.687 - P.690

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 血友病Aで血液製剤を投与され,HIV (human immunodeficiency virus)抗体陽性となり,細胞性免疫能不全でサイトメガロウイルス網膜炎が発症し,臨床的にAIDS (acquired immunodeficiency syn—drome)と診断された1例を経験した。ガンシクロビル,抗サイトメガロウイルスヒトモノクローナル抗体の点滴で網膜病変は消退したが,ガンシクロビルの減量で網膜炎が2度再燃した。ガンシクロビル硝子体内注入を行い,網膜病変は鎮静化したが,ガンシクロビルの点滴中止4週間後に再燃した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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