文献詳細
臨床報告
子癇発作に続発した一過性皮質盲の1例
著者: 柏原俊博1 尾上晋吾1 三村治1 下奥仁1 尾崎孝平2 丸川征四郎2
所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室 2兵庫医科大学ICU
ページ範囲:P.749 - P.751
文献概要
画像診断で,後頭葉領域に低吸収領域がみられ,血液所見で播種性血管内凝固症候群を生じていた。全身状態の改善と共に脳浮腫は消失し視力も1.0まで改善をみた。このことから脳血管の攣縮による脳低酸素症と毛細血管透過性充進による局所性の脳浮腫が発症の原因と考えられた。
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