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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻5号

1995年05月発行

文献概要

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

ノンコンタクト角膜知覚計

著者: 梶川万由美1 高橋圭三1 前岡重寿1 宇野敏彦1 大橋裕一1 林仁2

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室 2済生会松山病院眼科

ページ範囲:P.861 - P.864

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 新しいノンコンタクト角膜知覚計を試作した。測定には高い再現性があり,Cochet-Bonnet角膜知覚計とも十分な相関性を示した。また,加齢に伴い角膜知覚が低下することも判明した。次いで,糖尿病群(DM群)(平均61.9歳23例46眼),およびコンタクトレンズ群(CL群)(平均22.9歳9例17眼)に対して,それぞれ若年健常者群(若年者群)(平均23.7歳18例35眼)と高年健常者群(高年者群)(平均61.1歳15例30眼),を対照として測定したところ,CL群では若年者群の約1.3倍の,DM群では高年者群の約L4倍の角膜知覚閾値上昇が認められた。まだプロトタイプではあるが,角膜上皮への非侵襲性,刺激の安定性,部位選択性の高さなど,大きな利点を有している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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