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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻5号

1995年05月発行

文献概要

臨床報告

新生血管黄斑症を合併した脈絡膜骨腫の1例

著者: 井部佳江子1 原和彦1 森和彦1 赤木好男1 芳野佳克2

所属機関: 1福井医科大学眼科学教室 2よしの眼科

ページ範囲:P.1039 - P.1043

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 新生血管黄斑症を合併し,特発性に視力が改善した脈絡膜骨腫の1例を報告した。症例は15歳女性で,急激な左眼視力低下を主訴に当科を受診した。左眼眼底に,軽度の隆起を伴う境界明瞭な黄白色病変,漿液性網膜剥離,網膜下出血を認めた。超音波検査,GT検査から脈絡膜骨腫と確定診断された。螢光眼底造影にて,黄斑部新生血管からの漏出を確認した。約1か月の保存的療法による経過観察後,新生血管は消失し,視力も著明に改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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