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連載 眼科図譜・341
網膜病変を伴った免疫芽球性リンパ節症様Tリンパ腫の1例
著者: 山田桂1 山口克宏1 神林裕行2 佐久間秀夫3
所属機関: 1太田綜合病院附属太田西ノ内病院眼科 2太田綜合病院附属太田西ノ内病院内科 3太田綜合病院太田西ノ内病院病理科
ページ範囲:P.1072 - P.1074
文献購入ページに移動免疫芽球性リンパ節症(immunoblastic lymphadenopathy:IBL)は,臨床的にはリンパ節の系統的腫大,肝脾腫,発熱,体重減少,アレルギー性皮疹,自己免疫性溶血性貧血などとともに高度な多クローン性高ガンマグロブリン血症を伴う疾患である1)。IBLはB細胞系の異常増殖症であると考えられていたが,経過観察中にT細胞系腫瘍へ進展していく症例が報告された2)。このT細胞系の腫瘍性病変はIBL様Tリンパ腫と呼ばれ,異型細胞増殖巣の形成を特徴とする2)。今回筆者らは,網膜病変を伴ったIBL様Tリンパ腫の症例を経験したので報告する。
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