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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻6号

1995年06月発行

文献概要

連載 眼科図譜・341

網膜病変を伴った免疫芽球性リンパ節症様Tリンパ腫の1例

著者: 山田桂1 山口克宏1 神林裕行2 佐久間秀夫3

所属機関: 1太田綜合病院附属太田西ノ内病院眼科 2太田綜合病院附属太田西ノ内病院内科 3太田綜合病院太田西ノ内病院病理科

ページ範囲:P.1072 - P.1074

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緒言
 免疫芽球性リンパ節症(immunoblastic lymphadenopathy:IBL)は,臨床的にはリンパ節の系統的腫大,肝脾腫,発熱,体重減少,アレルギー性皮疹,自己免疫性溶血性貧血などとともに高度な多クローン性高ガンマグロブリン血症を伴う疾患である1)。IBLはB細胞系の異常増殖症であると考えられていたが,経過観察中にT細胞系腫瘍へ進展していく症例が報告された2)。このT細胞系の腫瘍性病変はIBL様Tリンパ腫と呼ばれ,異型細胞増殖巣の形成を特徴とする2)。今回筆者らは,網膜病変を伴ったIBL様Tリンパ腫の症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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