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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻6号

1995年06月発行

特集 第48回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

増殖糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫に対する硝子体手術成績

著者: 船木治子1 船木繁雄1 安藤伸朗1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1139 - P.1142

文献概要

 1987年1月〜1993年6月に増殖糖尿病網膜症に対して初回硝子体手術を施行した23例25眼を対象とし,術前後での視力と黄斑部螢光造影所見を比較検討した。術後3か月での視力は,改善13眼52%,不変7眼28%,悪化5眼20%であった。黄斑部螢光造影所見では改善12眼60%,不変7眼35%,悪化1眼5%であった。全身諸因子については有意差を認めたものはなかった。硝子体手術は増殖糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫の改善に有効であり,硝子体は黄斑浮腫形成に何らか関与していると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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