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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻6号

1995年06月発行

文献概要

臨床報告

可視光半導体レーザーによる基礎実験と臨床応用

著者: 太田昌孝1

所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1227 - P.1232

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 686nmの赤色を有する半導体レーザー光凝固装置を開発し,基礎実験を行い臨床応用を行った。試作した光凝固装置は,可視光レーザーを光源とし,最大出力220 mW,最大スポットサイズ990μm,最長照射時間5秒である。出力80,100,120mW,スポットサイズ400μm,照射時間0.2,0.5秒の条件で有色家兎に対し網膜光凝固を行い,経時的に検眼鏡的観察と組織学的検索を行った。さらにこの装置を用い種々の眼底疾患に対し光凝固を行い,全例において従来の装置を用いた場合と同等の凝固斑を得る事ができ,長期経過観察においても重篤な合併症もなく安定した凝固効果が得られる事が確認された。その代表2例の臨床報告を行い装置の有用性を確認した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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