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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻8号

1995年08月発行

臨床報告

ガス注入術による近視性黄斑円孔網膜剥離の復位率に影響する諸因子

著者: 福田武子1 喜多美穂里1 鈴間潔1 岡本直之1 小林かおり1 高橋政代1 本田孔士1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1425 - P.1428

文献概要

 近視性黄斑円孔網膜剥離に対して,初回手術としてガス注入術あるいはガス注入術+レーザー光凝固術を施行した58例58眼について治療成績に影響する諸要因を検討した。(1)初回復位率は45%,最終復位率は90%であった。(2)初回復位率が不良な要因はガス滞留時間が8日以下,屈折度が-13.0Dより強い近視,網膜剥離の範囲が後極部に限局するもの,後部ぶどう腫,無水晶体眼であった。(3)最終復位率が不良な要因は屈折度が-20.0Dより強い近視と後部ぶどう腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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