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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻8号

1995年08月発行

文献概要

臨床報告

富山医科薬科大学における最近8年間のぶどう膜炎の統計

著者: 松本真幸1 片山寿夫1 山本修一1 遠藤歩1 早坂征次1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1461 - P.1464

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 1986〜1993年に富山医科薬科大学付属病院眼科を初診した内因性ぶどう膜炎患者161人を対象とし,臨床的に検討した。外来新来患者に対する内因性ぶどう膜炎患者の割合は8年間で平均0.5%であった。男性が若干多く,また男女ともに50歳以上の患者の占める割合が高かった。原因疾患で最も頻度が高かったのはベーチェット病で13.7%,以下原田病11.8%,サルコイドーシス11.2%が上位を占めていた。また,原因不明のぶどう膜炎は55.4%であった。近年,ベーチェット病のみならずサルコイドーシスの発症頻度も減少していた。また,血清抗HTLV−I抗体陽性者は,検査した25例中には存在しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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