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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科49巻9号

1995年09月発行

臨床報告

北海道大学眼科における小児ぶどう膜炎の臨床統計

著者: 合田千穂1 小竹聡1 笹本洋一1 吉川浩二1 岡本珠美1 古館直樹1 市石昭1 松田英彦1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1595 - P.1599

文献概要

 1987年から1993年の7年間に北海道大学眼科を受診した15歳以下の小児内因性ぶどう膜炎患者104例についてその臨床像を検討した。性別では男女比が4対6と女性に多くみられた。原疾患ではサルコイドーシスが最も多かったが,低年齢層と高年齢層において構成する原疾患に違いがみられ,低年齢層ではサルコイドーシスの頻度は低かった。また,最近4年間の新来患者のみを検討すると,急性間質性腎炎に伴うぶどう膜炎が多くみられた。眼合併症では,続発緑内障,併発白内障,帯状角膜症が多く,若年性慢性虹彩毛様体炎および若年性関節リウマチに伴うぶどう膜炎においては,すべての症例でいずれかの合併症が見られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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