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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科5巻11号

1951年11月発行

文献概要

臨床實驗

テトラ・エチル・アンモニユーム・ブロマイドの眼科的應用に就て

著者: 本村隆夫1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.720 - P.723

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緒言
 Tetra ethyl ammonium bromideはC2H5C2H5NC2H5C2H5Brの組成を有し白色無臭潮解性の食鹽状結晶であるが水溶性で50%溶液さへも易々と得られる。其の(C2H54Nは自律神經に對しNicotin樣の作用を有し,その神經節に働きSynapsに於て刺戟傳導を遮斷することをAcheson及びMoeが發見した。其の後動物實驗或は臨牀實驗に關しては最近の米誌に種々記載され本邦に於ても木村北本氏等にょり既に紹介且つ興和化學の「テプロン」或は日新化學の「トノブロン」等の製剤として,高血壓症,神經痛,其の他交感神經切除術の效果試驗等に廣く使用されつゝある。然しながら眼科的の使用成積については未だ報告少く且つ甚だ興味深きを以て,茲に臨牀並に實驗的效果に就て述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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