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臨床實驗
結節状角膜變性の2例
著者: 狩野俊行1
所属機関: 1金澤醫大眼科
ページ範囲:P.724 - P.726
文献購入ページに移動 結節状角膜混濁,或は,結節状角膜變性と稱せられる疾患は,1890年,Grocnouwにより始めて記載せられた比較的稀な疾患であつて,我國に於ては,明治35年,山根氏,明治37年,牛久保氏により招介されて以來,多數の症例が報告されるに至つた。
Groenouwが報告した同じ年に,Biber格子状角膜混濁なる疾患を報告しているが,1905年,Fleischerは,結節状角膜混濁と格子状角膜混濁とは,相似た疾患であつて,之等を家族性角膜變性と名付くべしと主張した。所謂,家族性角膜變性症なるものは,その臨牀所見は千差萬別であるが,それでも尚,次の樣な共通した特徴を持つている。
Groenouwが報告した同じ年に,Biber格子状角膜混濁なる疾患を報告しているが,1905年,Fleischerは,結節状角膜混濁と格子状角膜混濁とは,相似た疾患であつて,之等を家族性角膜變性と名付くべしと主張した。所謂,家族性角膜變性症なるものは,その臨牀所見は千差萬別であるが,それでも尚,次の樣な共通した特徴を持つている。
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