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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科5巻11号

1951年11月発行

文献概要

臨床實驗

ネオミノフアーゲンAT (NAT)による眼結核の治驗

著者: 森田四郞1

所属機関: 1國立相模原病院眼科

ページ範囲:P.739 - P.741

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 ネオミノフアーゲンAT (NAT)は,リヂンを主體とする鹽基性アミノ酸の2%溶液で,結核菌に對しては,その菌體成分であるリポイドを鹸化分解し,而も單核球の喰作用を昂進させ,結核菌の發育を阻止し,それを死滅させる作用があると言われている。このNATによる治驗例は他科領域に於ては屡々報告されているが,我が眼科領域に於ては未だこれを見ない。私は本剤を眼結核患者に使用してみて,甚だ好結果を得たのでその結果を報告し,御批判を仰ぎたいと思う次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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