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(7) PolarographyによるMapharsenの研究—第2編 生物學的應用(Ⅰ)/第3編 生物學的應用(Ⅱ)
著者: 大岡良子1
所属機関: 1慶大眼科
ページ範囲:P.93 - P.97
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
第1編に於て(1) PolarographyによるMaph-arsen (以下Mと略す)の純水溶液についての基礎實驗を報告した。即ち,Mは特有な定型的3段波を示し,主反應は第3波である。(第1圖)
その還元電位としての各種pHに於ける半波電位は,第1表の如くであり,アルカリ性では波型がくずれる。濃度と總波高の間に直線關係が成立し,水溶液に於いては極めて正確にMそのものとして定量し得る事を報告した。この結果を生物へ應用し,Mの生體内の状態の一部をうかがおうとして,次の順序により實驗を行つた。
第1編に於て(1) PolarographyによるMaph-arsen (以下Mと略す)の純水溶液についての基礎實驗を報告した。即ち,Mは特有な定型的3段波を示し,主反應は第3波である。(第1圖)
その還元電位としての各種pHに於ける半波電位は,第1表の如くであり,アルカリ性では波型がくずれる。濃度と總波高の間に直線關係が成立し,水溶液に於いては極めて正確にMそのものとして定量し得る事を報告した。この結果を生物へ應用し,Mの生體内の状態の一部をうかがおうとして,次の順序により實驗を行つた。
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