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臨床實驗
利眼の研究—第4報 利眼の本態に就いて(1)/第5報 利眼の本態に就て(2)
著者: 長又博之1
所属機関: 1大阪醫大眼科
ページ範囲:P.254 - P.259
文献購入ページに移動緒言
前報(1)(2)(3)までに報告したように,もし眼にも手と同樣に,利眼というものがあるとすれば,それは,「單眼視に際して,無意識に,習慣的に使用する眼」のことである。然らば,そのような利眼は如何にして發生したのであろうか。その本態に就いては,先ず2つのことが考えられる。即ち兩眼機能の優劣によるのか,或は又,先天的,中樞性の要因によるのであろうかということである。そこで私は,先ず,利眼の發生に關係があると思われる眼の機能と利眼との關係を調査してみた。
前報(1)(2)(3)までに報告したように,もし眼にも手と同樣に,利眼というものがあるとすれば,それは,「單眼視に際して,無意識に,習慣的に使用する眼」のことである。然らば,そのような利眼は如何にして發生したのであろうか。その本態に就いては,先ず2つのことが考えられる。即ち兩眼機能の優劣によるのか,或は又,先天的,中樞性の要因によるのであろうかということである。そこで私は,先ず,利眼の發生に關係があると思われる眼の機能と利眼との關係を調査してみた。
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