文献詳細
文献概要
臨床實驗
色感に關する研究—第5篇先天性色弱者の色度混同に就て
著者: 關亮1
所属機関: 1東京醫大眼科
ページ範囲:P.396 - P.398
文献購入ページに移動緒論
私は本研究の第2篇(本誌5卷2號)に於て,Pittの測定結果(JuddにょりICI表色系に變換された)よりなる先天性色盲者の混同色理論を使用して,石原氏色盲表を理論的に檢討した。その際に記した如く,先天性色弱者に對して未だ確定した混同色理論がないので,今回此の方面の理論的考究を行つた。即ち正常色神の3色係數(x,y,z)より色弱者の3色係數えの變換式を作り,次に之によつて色度圖を畫き,更に此の色度圖により色弱者の混色が行える事を證明し,進んで色弱者の色度混同に論及しようと考える。
私は本研究の第2篇(本誌5卷2號)に於て,Pittの測定結果(JuddにょりICI表色系に變換された)よりなる先天性色盲者の混同色理論を使用して,石原氏色盲表を理論的に檢討した。その際に記した如く,先天性色弱者に對して未だ確定した混同色理論がないので,今回此の方面の理論的考究を行つた。即ち正常色神の3色係數(x,y,z)より色弱者の3色係數えの變換式を作り,次に之によつて色度圖を畫き,更に此の色度圖により色弱者の混色が行える事を證明し,進んで色弱者の色度混同に論及しようと考える。
掲載誌情報