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私の經驗
流行性腦脊髓膜炎に伴う轉移性眼炎とその豫後に就て
著者: 大石省三1
所属機関: 1山口醫大眼科
ページ範囲:P.408 - P.409
文献購入ページに移動 流行性腦脊髓膜炎の經過中,轉移性葡萄膜炎を起すことがあるのは古くから注意され,我國に於ても明治41年山田氏の症例以來數氏の症例報告を見る。これ等の豫後を見ると通常眼球萎縮に陷つている。
私はスルファミン劑が登場し本劑を使用した昭和15年の春の3例が意外にも豫後が可良であつたので,以來注意して症例13,15眼を得たので,一括報告し,ス劑使用前及び今後期待されるペニシリンその他の優れた抗菌製剤による治效とを比較する爲の記録としたい。從つて全症例は昭和15年以降21年迄に奉天で經驗したもののみである。
私はスルファミン劑が登場し本劑を使用した昭和15年の春の3例が意外にも豫後が可良であつたので,以來注意して症例13,15眼を得たので,一括報告し,ス劑使用前及び今後期待されるペニシリンその他の優れた抗菌製剤による治效とを比較する爲の記録としたい。從つて全症例は昭和15年以降21年迄に奉天で經驗したもののみである。
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