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臨床實驗
Akkommodotonieの1例
著者: 淸澤兼久1
所属機関: 1横濱中央病院眼科
ページ範囲:P.500 - P.502
文献購入ページに移動 Akkommodotonieとは調節器の緊張,弛緩に要する時間の何れか一方のみ或は兩者共に延長せるものを言い,患者は佳良な視力,年齡相當の調節力を有しながら視線を遠近に轉じた際に暫時明視し得ないもので從來はTonische Akkommodation,Myotonische Akkommodation等と呼ばれ,1902年Strassburgetの記載に始まるがその何れも瞳孔緊張症に附隨したものであつた。然るに昭和7年日眼總會に於て,林勝三氏は本症の單獨に現われるものに就いてAkkommodotonieなる名稱を以て報告された。私も最近その1例を經驗したので追加報告する。
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