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外文抄録
最近の開明手術
著者: 森島生1
所属機関: 1
ページ範囲:P.534 - P.535
文献購入ページに移動正常には角膜は眼球前面にあつて清き透明の組織であり,それは眼球の後方は光線を通過させる窓の樣に作用するのである。此物は全身中で2つの血管の無い部分であり非常に感受性があつて解剤學上最も冷たいものの1つである。それは眼の白色の部分乃ち鞏膜に續いており同樣な構造を有している。之等の膜が一緒になつて薄くはあるが其中に精緻なる内容を守るために丈夫な保護包として役立つている外衣を形成しているのである。眼球それ自身は頭蓋内の比較的大きな骨の開孔部に懸垂されており直脛1インチ程の小さな球形のゴム毬の如くあるものである。後方は視神經によつて腦と連接し,其神経は細い莖乃ち枝の外見を爲している。其球内には虹彩があり之れが自動的に寫眞のシヤツターであつて眼に各人固有の色彩を與えている。
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