文献詳細
臨床實驗
文献概要
網膜色素線條と彈力纎維性假性黄色腫を併有し,且つ高度近視を有する2例が,血族結婚家系にみられたので記載したい。本邦眼科では河本氏,肥後氏,張氏の3家系があるが,各異つた所を示している點本症例も追加の意義があろう。
網膜色素線條はPlange (1891)に始まり,Graenblad-Strandberg (1926)によりPseudo-xanthoma elasticumとの共存が注目された。本邦では色素線條は内藤達氏(明32)によつて注目され,昭和7年石川含氏により兩者共存の例を見るに到り現在は30有餘例ある。然も遺傳家系は既述の如く寥々としている。
網膜色素線條はPlange (1891)に始まり,Graenblad-Strandberg (1926)によりPseudo-xanthoma elasticumとの共存が注目された。本邦では色素線條は内藤達氏(明32)によつて注目され,昭和7年石川含氏により兩者共存の例を見るに到り現在は30有餘例ある。然も遺傳家系は既述の如く寥々としている。
掲載誌情報