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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科5巻9号

1951年09月発行

文献概要

臨床實驗

モルガニ氏白内障剖檢例補遺

著者: 曲直部正夫1

所属機関: 1大阪遞信病院眼科

ページ範囲:P.557 - P.559

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 モルガニ氏白内障は醫學普及した今日では比較的稀に遭遇する事。乳状液化した皮質中に褐色の核が自己の重さで下方に沈降するが,眼球運動と共に興味深く游動する事,時には重篤な合併症の惹起される事。且つ其の摘出手術時に周到な注意を拂わないと意外な困難に逢う事等によつて臨床的に注意を引く。私は偶ゝこの經驗した1例を嚢内全摘出し視力が恢復したばかりでなく,其の摘出した水晶體に就て組織擧的檢索をも試みたから茲に知見を報告し數少いモルガニ氏白内障剖檢例の補遺たらしめようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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