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連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・85
インジェクターによるシリコーン眼内レンズの挿入
著者: 小松真理1
所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科
ページ範囲:P.20 - P.21
文献購入ページに移動 インジェクターを用いたfoldable lensの挿入は,カートリッジのなかに納めたレンズを押し出して挿入するもので,創口の大きさを常に一定にできる,カートリッジ内の粘弾性物質がレンズに先だって前房を再形成し安全である,など利点の多い方法である。現在多くのメーカーによりこの方式の挿入器具が試みられているが,CANON—STAAR社のシリコーンレンズAQ110Nモデルでは,レンズに専用のディスポーザブルインジェクター(図1)を付属させることにより安定した挿入を目指した。しかし間違えばレンズの変形や破損をまねくこともあるので,快適な手術のためには正しい使い方を知っておく必要がある。
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