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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 緑内障Today Ⅱ 確定診断を得るために

眼圧の検討—眼圧の解釈

著者: 白柏基宏1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.38 - P.40

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緑内障における眼圧検査
 眼圧測定および眼圧値の評価,解釈は緑内障の早期診断,経過観察および治療方針の決定において重要かつ必須の検査である1〜3)。原発開放隅角緑内障では,高眼圧,緑内障性視神経障害,緑内障性視野障害がみられ,本症の発症,進行のうえで,眼圧は最も重要かつ危険な因子とされている。しかし,緑内障を眼圧値のみで診断することはできないことは言うまでもなく,眼圧が正常範囲内にあっても,視神経乳頭,視野には典型的な緑内障性変化を生ずるものは正常眼圧緑内障と呼ばれ,高眼圧はあるが視神経乳頭や視野に異常を認めないものは高眼圧症と呼ばれる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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