icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻11号

1996年10月発行

特集 緑内障Today

Ⅱ 確定診断を得るために

乳頭の診かた・読みかた

著者: 富田剛司1

所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.73 - P.75

文献概要

乳頭の診かた
1.検眼鏡,生体顕微鏡を用いる方法
 視神経乳頭の観察で,最も簡便な観察法は直像鏡を用いる方法である。事情が許す限り十分に散瞳し,十分な光量を用いて行う。乳頭周囲の網膜神経線維層にも注意する。この観察には無赤色光を用いるとよい。直像鏡の中には緑色フィルターが内蔵されており便利である。
 乳頭の立体的な観察にはゴールドマン隅角レンズを用いて生体顕微鏡下に行うとよい。78Dや90Dのレンズを用いる場合,像は倒像となるので注意する。所見は必ず記録する。特に何らかの形で図示しておくと有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら