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シヌソトミー併用トラベクロトミー
著者: 溝口尚則1
所属機関: 1永田眼科
ページ範囲:P.85 - P.87
文献購入ページに移動 トラベクロトミー単独では,眼圧を20mmHg以下にコントロールすることはできても,10mmHg台前半にコントロールする頻度は低い1)。緑内障性視神経萎縮が進行した症例では,その目標眼圧は10mmHg台前半が理想と考えられ,トラベクロトミー単独ではその目標眼圧を達成し難い。マイトマイシンCを用いたトラベクレクトミーの有効性が広く認められ,その安全性も向上し,術後併発症の頻度も少なくなったが,術後視機能に影響を及ぼす重篤な併発症の危険性があり,まだ十分ではない。緑内障性視神経障害の進行程度に応じた術後目標眼圧を設定し,より適切な術式を選択することが必要になってきている。
本稿では,眼圧を10mmHg台前半にコントロールすることが可能であり,しかも重篤な術後併発症の少ないシヌソトミー併用トラベクロトミーについて解説する。
本稿では,眼圧を10mmHg台前半にコントロールすることが可能であり,しかも重篤な術後併発症の少ないシヌソトミー併用トラベクロトミーについて解説する。
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