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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻11号

1996年10月発行

文献概要

特集 緑内障Today Ⅳ レーザー治療の現況

レーザー線維柱帯形成術—積極派の見解

著者: 安達京1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.106 - P.109

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はじめに
 緑内障が眼圧のみによって惹起される疾患か否かは議論の余地があるが,眼圧が緑内障の最大の危険因子であることについては異論がなく,現在の緑内障治療は眼圧下降を目的として行われている。治療の有用性は緑内障治療に限らずその有効性と安全性から判断されるもので,したがって緑内障治療法は眼圧下降幅が大きく,かつ安全性が高いという基準にしたがって選択されなければならない。そのためには各治療法の成績,合併症,限界を十分に理解する必要がある。本稿ではレーザー線維柱帯形成術(laser trabeculoplasty,以下LTP)の成績,合併症を中心に,LTP積極派というよりもLTP肯定派としての意見とその理由を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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