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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻11号

1996年10月発行

特集 緑内障Today

Ⅵ 術中・術後トラブル対処法—こんな時どうする

術後トラブル対処法—悪性緑内障

著者: 小関信之1

所属機関: 1東京都老人医療センター眼科

ページ範囲:P.222 - P.224

文献概要

はじめに
 悪性緑内障(malignant glaucoma)は,緑内障術後に起こる浅前房あるいは前房消失,隅角閉塞ならびに眼圧上昇を特徴とした重篤な合併症の一つである1)。本症は,①特に原発閉塞隅角緑内障に多いこと,②周辺虹彩切除が確実に機能しているにもかかわらず,浅前房あるいは前房消失をきたすこと,③線維柱帯切除術などの濾過手術後のみならず,周辺虹彩切除や毛様体解離術等の術後にも起こること,④術後早期発症例が多いが,術後数週〜数か月後にも発症する可能性があることが知られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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