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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻13号

1996年12月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

放射状角膜神経炎で診断された初期アカントアメーバ角膜炎の2例

著者: 石橋康久1 亀井裕子1 ニュンアウン・キョ1 李偉1 宮永嘉隆1

所属機関: 1東京女子医科大学第二病院眼科

ページ範囲:P.1881 - P.1885

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 非含水性コンタクトレンズを装用していた28歳の女性と30歳の男性に難治性の角膜炎を認めた。両者とも感染巣がはっきりせず,放射状の角膜神経炎(radial keratoneuritis)が多数見られた。直接鏡検あるいは培養によりアカントアメーバが検出され確定診断された。初期のアカントアメーバ角膜炎の診断において臨床経過および他の臨床所見を参考にして注意深く観察することにより,放射状角膜神経炎が本症の診断に大変有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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