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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻13号

1996年12月発行

文献概要

臨床報告

レーザー虹彩切開術を施行した色素緑内障の1例

著者: 澤田明1 佐久間毅1 山本哲也1 北澤克明1

所属機関: 1岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1933 - P.1937

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 本邦においては稀な続発緑内障とされる色素緑内障の1例を経験した。超音波生体顕微鏡により虹彩周辺部の眼球後極部へ向かう屈曲がみられたため,reverse pupillary blockを解消する目的でレーザー虹彩切開術を施行した。レーザー虹彩切開術後には虹彩は平坦化し,reverse pupillary blockが解消されたことが確認された。色素緑内障に対するレーザー虹彩切開術は,その発症原因と考えられる虹彩形態の異常を解消する上で有効なこと,ならびに,虹彩形態異常の検出に超音波生体顕微鏡が有用なことが確認された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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