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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻3号

1996年03月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

エキシマレーザー屈折矯正術におけるアルゴリズムの重要性

著者: 加藤恵利子1 冨井聡1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.257 - P.260

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 エキシマレーザー屈折矯正術(photorefractive keratectomy:PRK)を,同一機種で術後のcentral island (Cl)の発生予防を目的に改良を施したものとそれ以前のものとの2種類のアルゴリズムを用いて,それぞれ術前の矯正視力が1.0以上の23眼に施行し,治療成績を比較検討した。裸眼視力,矯正視力,屈折度測定,角膜形状解析を術前術後に行った。改良後には術後の角膜変形指数は小さく,Clの発生もなくなり,矯正視力の回復も速やかであった。アルゴリズムの改良により術後の角膜形状の安定性,矯正視力の回復時間が著明に改善し,PRKにおけるアルゴリズムの重要性が示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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