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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻3号

1996年03月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

トラベクロトミーと白内障同時手術の術後成績

著者: 本庄恵1 谷原秀信1 谷口朋子1 本田孔士1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.281 - P.285

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 投薬のみでは眼圧コントロール不良であった緑内障に併発した白内障眼55例60眼に対して,初回手術として施行されたトラベクロトミー・白内障同時手術の術後成績を,白内障術式ごとに比較検討した。無投薬および投薬を用いて最終受診時眼圧を21mmHg以下にコントロールできたのは60眼中56眼(93%)で,術式ごとでは超音波核乳化吸引術(PEA)施行群13眼中13眼(100%),計画的嚢外摘出術施行群36眼中32眼(89%),計画的嚢内摘出術施行群11眼中11眼(1OO%)であった。併用白内障手術としてPEAは併発症も少なく,緑内障・白内障同時手術に適していると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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