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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻4号

1996年04月発行

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

当科における無硝子体白内障手術の工夫と成績

著者: 前谷悟1 福原雅之1 松浦啓太1 中西清二1 奥田隆章1 清水一弘2 濱田潤2

所属機関: 1生駒総合病院眼科 2大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.471 - P.474

文献概要

 硝子体手術後に生じた白内障に対しては超音波乳化吸引術が勧められるが,チン小帯の断裂や脆弱化などのために前房深度が保たれにくい。灌流圧を3通りに設定して,無硝子体の28眼に対して白内障手術を行った。通常の75cmよりも20,25,30cm下げて比較した結果,25cm下げることで望ましい成績を得た。また,envelope法で前嚢切開したあと,十分なhydrodissectionを行えば,対面圧出法で安全確実に核を娩出できた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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