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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻4号

1996年04月発行

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

スキャンタイプ・エキシマレーザーによる近視矯正術のpredictability

著者: 高橋圭三1 寄井秀樹1 岡部ナギサ1 前岡重寿1 上甲武志1 大橋裕一1

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科

ページ範囲:P.523 - P.527

文献概要

 スキャンタイプ・エキシマレーザー近視矯正術の定量性について検討した。対象は35例50眼,全例6か月以上経過観察された(29例29眼は1年以上)。全症例の術前平均等価球面度数は−8.ODであり,レーザー矯正度数は平均−6.1Dであった。術後6か月,1年時の目標矯正度数に対する誤差は各々平均+0.1D,−0.2Dであった。術後1年時目標矯正度数±1D以内に矯正された症例が29眼中24眼(83%),±2D以内が29眼中27眼(93%)であった。−10Dまでの矯正では,85%が目標矯正度数±1D以内に矯正された。本機による近視矯正術は高い予測性predictabilityを有するものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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