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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻4号

1996年04月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

エキシマレーザー屈折矯正手術後の角膜上皮下混濁の定量的検討

著者: 神谷和孝1 平林多恵1 国富由紀子1 丸尾敏之1 松田修実1 征矢耕一1 水流忠彦2

所属機関: 1東京大学医学部眼科 2東京大学医学部角膜移植部

ページ範囲:P.529 - P.532

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 エキシマレーザー屈折矯正術を施行した21例24眼について,術後12か月において前眼部解析装置EAS−1000®を用いて角膜上皮下混濁を定量的に評価した。角膜上皮下混濁は,散乱光強度測定により定量化した。散乱光強度と臨床的な上皮下混濁分類(Fantes分類)との相関,ならびに散乱光強度に切除深度,年齢,性別が及ぼす影響について検討した。また散乱光強度とコントラスト感度の関連についても検討した。散乱光強度とFantes分類による上皮下混濁程度は有意な相関を認めた(r=0.64,p=0.003)。散乱光強度と切除深度は有意な相関(r=0.71,p=0.003)が認められた。散乱光が強い症例では,夜間視中心グレア下のコントラスト感度が低下する傾向にあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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