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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻4号

1996年04月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

視覚誘発脳磁図におけるパターン刺激の方法

著者: 松橋正和1 熊谷徹2 遠藤博史2 小柳宏1 武田常広2

所属機関: 1東邦大学医学部第1眼科学教室 2生命工学工業技術研究所

ページ範囲:P.593 - P.596

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 64チャンネルの生体磁気計測装置を用いて,パターン刺激による多チャンネル視覚誘発脳磁図を測定した。パターン刺激の呈示法として,CRTディスプレイに表示した場合と,液晶プロジェクタを背面投射式プロジェクタとして用いて透過型スクリーンに表示した場合の,2方法を比較,検討した。結果は,いずれの呈示法とも良好な反応が記録可能であったが,CRTディスプレイ呈示ではシールドルーム内で2mまで接近させると脳磁場の約1万倍の大きさのノイズ混入がみられるため設置距離に制約があり,一方,透過型スクリーン呈示は設置位置は自由であった。特にノイズ混入に関連して,視覚誘発脳磁図のパターン刺激装置としては透過型スクリーンが優っていると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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