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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻5号

1996年05月発行

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(3)

学会原著

Foldable眼内レンズの術後成績

著者: 吉田紳一郎1 西尾正哉1 小原喜隆1 妹尾正2 目谷千聡3

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院眼科 2獨協医科大学眼科学教室 3吉田眼科病院

ページ範囲:P.831 - P.835

文献概要

 小切開対応foldable intraocular lens (IOL)と小径PMMA IOLの術後視力,乱視,角膜形状変化,コントラスト感度,IOLの偏位,角膜内皮細胞密度および前房フレア値について検討した。
 術後早期の視力はfoldable IOLが良好であった。foldable IOLの乱視は術後早期から安定し,軽度だった。しかし,術後1か月後にはPMMA IOLと差がなくなった。コントラスト感度はシリコーン眼では中・高周波領域で低かった。IOL偏位は術後シリコーン眼で増加した。術翌日の前房フレア値はfoldable IOLがPMMA IOLに比べ少なかった。またフレア値の再上昇はアクリルソフトIOLではなかった。
 アクリルソフトIOLは各種パラメーターが最も安定していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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