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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻5号

1996年05月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

透明角膜に発症した角膜石灰変性の1例

著者: 小田円1 北川和子1 野島孝之2 桶本忠司3

所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室 2金沢医科大学病院病理部 3桶本眼科

ページ範囲:P.895 - P.897

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 透明角膜に発症した角膜石灰変性の1例を経験した。症例は53歳女性で3年前より右眼の異物感と視力障害を自覚していた。右眼角膜のほぼ中央に氷砂糖様の上皮下沈着物を認めた。周囲の角膜には異常はなかった。その沈着物を除去し組織学的検査を行ったところ石灰沈着と判明した。その周囲に炎症所見はみられず,ほかに眼科的疾患のないことから一次性角膜石灰変性と診断した。筆者らの検索した範囲では本邦ではまだこの報告はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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