icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻5号

1996年05月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

内視鏡による観察を併用した第一次硝子体過形成遺残の手術

著者: 松田秀穂1 吉野真未1 田中靖彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.973 - P.975

文献購入ページに移動
 生後21日の前部型第一次硝子体過形成遺残の症例に対し,内視鏡を用いて経角膜輪部アプローチ法にて手術を行った。水晶体吸引後,水晶体後部膜状組織に切開を入れ,内視鏡にて硝子体索状組織,黄斑部の状態について観察し,その後,索状組織の止血,切離操作を内視鏡下で行った。経角膜輪部アプローチ法における内視鏡の利用は,本法の弱点である術中の眼底観察や硝子体腔内での直視下の手術操作に有用と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?