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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻6号

1996年06月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

PGF2α点眼の角膜上皮バリアー機能に及ぼす影響

著者: 小室青1 横井則彦1 松本康宏1 木下茂1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1109 - P.1111

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 高眼圧症,正常眼圧緑内障および原発開放隅角緑内障を対象としてイソプロピルウノプロストン単独点眼群17眼,β遮断薬単独点眼群12眼,β遮断薬とイソプロピルウノプロストンとの併用点眼群12眼,無点眼群17眼について,フルオロフォトメトリー法で角膜上皮バリアー機能を測定した。角膜へのフルオレセインの取り込み濃度は,それぞれ47.7±7.6(ng/ml,平均値±標準誤差),54.4±6.3,82.0±10.5,42.3±8.6であり,併用点眼群は無点眼群より有意に高値を示した(p=0.007)。この結果から,角膜上皮バリアー機能はイソプロピルウノプロストンとβ遮断薬の併用点眼で有意に低下すると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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