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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻6号

1996年06月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

超音波生体顕微鏡(UBM)を用いた未熟児眼毛様体長の生体計測

著者: 中川夏司1 木下和泉1 林英之1 大島健司1

所属機関: 1福岡大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1145 - P.1148

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 超音波生体顕微鏡(ハンフリー社製UBM−840)を用いて,修正週数40週前後の未熟児78眼を対象として毛様体長を生体計測した。その結果鼻側毛様体長は,満期産児(生後1〜5週)で3.01±0.45mm,未熟児網膜症の発症していない未熟児(修正週数36〜53週)で3.11±0.49mm,未熟児網膜症の発症した未熟児(修正週数38〜52週)では2.94±0.38mmであった。網膜症発症児は,非発症児の鼻側毛様体長に比べ有意に短かった。また満期産児の耳側毛様体長は3.38±0.17mmで,鼻側毛様体長の2.97±0.22mmに比べ有意に長かった。その他は,統計学的に有意差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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