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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻6号

1996年06月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

レーベル病のDNA診断とその臨床像

著者: 藤巻拓郎1 堀田喜裕1 早川むつ子1 横山利幸1 武田美佐子1 早津宏夫1 土至田宏1 玉城宏一1 石田誠夫1 石田みさ子1 上田俊介1 藤木慶子1 金井淳1

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1179 - P.1182

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 過去7年間に受診したレーベル病と原因不明の視神経疾患症例に遺伝子診断を行い,29例にミトコンドリア遺伝子の11778番塩基の変異があった。このうち,経過観察のできた19例でその臨床像を検討した。男子15例女子4例で,母系遺伝は14家系中11家系にあった。すべて両眼発症であった。発症年齢は4歳から53歳,平均25歳であった。最終視力は38眼中29眼が0.1以下であり,視力転帰は不良であった。中心視野異常は38眼中31眼にあった。19例のうち13例に対して副腎皮質ステロイド剤を投与した。経過が不明な1例を除き,効果はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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