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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻6号

1996年06月発行

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

若年性ぶどう膜炎9例の長期経過

著者: 岡崎一白1 砂川光子1 沖波聡2

所属機関: 1国立京都病院眼科 2佐賀医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1211 - P.1215

文献概要

 若年性ぶどう膜炎の9例の治療経過を長期観察した。内訳は,周辺部ぶどう膜炎3名,サルコイドーシス2名,虹彩毛様体炎2名,Vogt—小柳—原田病1名,ベーチェット病1名である。主訴は,15歳未満の6例では他覚的所見に基づく結膜充血が多く,15歳以上の3例では自覚的に発見した視力低下が多かった。全例で両眼に発症した。ステロイド薬の最小限の全,身投与と,ステロイド薬と散瞳薬の点眼を併用することで,転帰は比較的良好であり,経過が不明な1例を除いて全員が社会復帰した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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