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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻6号

1996年06月発行

文献概要

特集 第49回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

網膜細動脈瘤による黄斑部網膜下出血に組織型プラスミノーゲン・アクチベーターを利用した硝子体切除術

著者: 白井久美1 岡田由香1 小畑栄1 雑賀司珠也1 大西克尚1 山中昭夫2 山中昭文3

所属機関: 1和歌山県立医科大学眼科学教室 2神戸海星病院 3兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1262 - P.1264

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 網膜細動脈瘤による黄斑下出血の3眼に硝子体切除術を行った。術式として,網膜前出血を吸引したのち,網膜下に組織型プラスミノーゲンアクチベーターを注入し,液体パーフルオロカーボンで網膜下出血塊を圧出した。手術時期は,それぞれ発症後5,8,18日目であった。全例で網膜下出血はほぼ完全に除去され,術中術後の合併症はなかった。全例で視力表4段以上に視力が改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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