icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻7号

1996年07月発行

臨床報告

膠様滴状角膜変性症患者の連続装用ソフトコンタクトレンズ沈着物

著者: 宮本和久1 石井康雄2 大橋裕一3

所属機関: 1大阪労災病院眼科 2新川橋病院眼科 3愛媛大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1391 - P.1393

文献概要

 膠様滴状角膜変性症患者が装用していたソフトコンタクトレンズ表面への沈着物の組織学的検討を行った。患者は3年前に表層角膜移植術および角膜上皮形成術後に治療用ソフトコンタクトレンズを連続装用しており,細隙灯顕微鏡検査では明らかな再発がみられなかった。レンズ表面の沈着物は,コンゴーレッド染色陽性で,アミロイド陽性所見を示した。一見鎮静化したと考えられる上皮における,subclinicalなアミロイドの産生が確認された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら