icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻8号

1996年08月発行

文献概要

臨床報告

植皮による義眼床作成後の術後管理の一工夫

著者: 四ッ柳高敏1

所属機関: 1弘前大学医学部形成外科

ページ範囲:P.1463 - P.1465

文献購入ページに移動
 植皮による義眼床作成後,移植皮膚片の拘縮予防のため,熱可塑性プラスチックを利用した装具を使用し,良好な結果を得た。本装具は作成が容易で微調整も可能なため,装具の脱出や皮膚潰瘍などの合併症なしに,再建した眼窩の形態に良好に適合する。本装具の使用により,瘢痕拘縮による眼窩容積の狭小化,上眼瞼陥凹や上・下眼瞼の内反などの義眼床作成後の合併症の予防に有効と思われた。また手術後管理の重要性につき再認識した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?