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汎網膜光凝固実施後の糖尿病網膜症
著者: 清水弘一1
所属機関: 1群馬大学眼科
ページ範囲:P.1554 - P.1554
文献購入ページに移動 表紙に掲げたのは,41歳男子の糖尿病網膜症に対して汎網膜光凝固を行った2か月後の螢光眼底造影所見。色素レーザー(590nm)を使い,811発の凝固を加えてある。
このページに示すのが,同じ眼底の光凝固前の所見。視力は1.5であるが,眼底の中間周辺部に新生血管が多発している。さらに,より周辺の眼底には,網膜の血管床閉塞が多発しており,これが血管新生に先行した誘因であると推定される。光凝固はこの無血管部位を主な目標として行った。まだ若干の新生血管が残ってはいるが,汎網膜光凝固が増殖糖尿病網膜症に著効を示した代表例である。
このページに示すのが,同じ眼底の光凝固前の所見。視力は1.5であるが,眼底の中間周辺部に新生血管が多発している。さらに,より周辺の眼底には,網膜の血管床閉塞が多発しており,これが血管新生に先行した誘因であると推定される。光凝固はこの無血管部位を主な目標として行った。まだ若干の新生血管が残ってはいるが,汎網膜光凝固が増殖糖尿病網膜症に著効を示した代表例である。
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