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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科50巻9号

1996年09月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

Meesmann角膜上皮変性症の1家系

著者: 宮尾洋子2 石橋康久1 岡田克樹1 門野裕子1 太刀川貴子1 宮永嘉隆1

所属機関: 1東京女子医科大学第二病院眼科 2京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1563 - P.1566

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 13歳の女子が両眼の点状表層角膜症のため,紹介により受診した。矯正視力は両眼とも0.8であった。角膜上皮内にびまん性の小空胞が多数あり,インプレッションサイトロジーでPAS陽性の角膜上皮細胞があった。これにより,Meesmann角膜上皮変性症と診断した。角膜内皮には異常はなかった。10歳の弟と50歳の母親にも同様な角膜上皮の変化があり,同疾患と診断した。本疾患の報告は,本邦では5家系6症例だけである。本疾患が点状表層角膜症として発症する可能性があることを今回の家系は示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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