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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科51巻1号

1997年01月発行

文献概要

臨床報告

ミトコンドリアDNA解析で診断されたレーベル病の兄弟例

著者: 遠藤紳一郎1 石田誠夫2 堀田喜裕3 橋本義弘2 藤木慶子3 横山利幸3 山口達夫1

所属機関: 1聖路加国際病院眼科 2石田眼科医院 3順天堂大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.27 - P.30

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 3年前に原因不明の急性球後視神経炎として発症し,両眼の視神経萎縮になった12歳男児の1歳下の弟が同様な病状で急性発症した。これを機に末梢白血球のミトコンドリアDNA(mt DNA)の解析を行い,両名に11778番塩基対の点変位が確認され,レーベル病の診断が確定した。この兄弟の眼科的に異常のない40歳の母も同じ変異型を示し,レーベル病の保因者と判定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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